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ポジションサイズ:1%ルールを計算で理解する

まず許容できる損失を決め、そこからサイズを逆算します。その計算を一歩ずつ解説します。

リスク2026年10月8日3分で読めます
このページの内容
  1. 計算式
  2. サイズを決めるのは損切り。その逆ではない
  3. 小さな割合が重要な理由
  4. 計算式に含まれないもの

多くのトレーダーは、まずいくら買うかを決め、損切りのことは後から考えます。ポジションサイズの考え方はその順番を逆にします。間違っていた場合に許容できる損失額を先に決め、トレードの大きさはそこから導きます。

計算式

ポジションサイズ=許容できる損失額 ÷ エントリーから損切り(ストップロス)までの距離。計算式はこれだけです。多くのトレーダーは1トレードあたりの損失を口座残高の1%までに抑えており、0.5%や2%を使う人もいます。正確な数字よりも、毎回同じルールを使うことのほうが重要です。

説明用の例を見てみましょう。口座残高が10,000 USDTで、リスクを1%とすると、許容できる最大損失は100 USDTです。BTCを60,000で買い、損切りを58,800に置く計画です。損切りまでの距離は1,200ドル、エントリー価格の2%下です。

  • リスク額:10,000 × 1% = 100 USDT
  • 損切りまでの距離:60,000 − 58,800 = 1,200(エントリー価格の2%)
  • ポジションサイズ:100 ÷ 1,200 = 0.0833 BTC、約5,000 USDT相当
口座残高、その1%、損切りまでの距離、そして算出されるポジションサイズをつなぐ4つのステップ。
上記の説明用の数値で、口座残高からポジションサイズまでを4ステップで算出:10,000 → リスク100 → 損切りまでの距離1,200 → 0.0833 BTC。

サイズを決めるのは損切り。その逆ではない

損切りは、トレードのアイデアが間違っていたと判明する場所、たとえば狙っている価格帯の下に置き、それからポジションサイズを決めます。先に損切りを置いたうえで、より多く買うためだけに距離を縮めると、損切りにかかりやすくなるだけです。

リスクは同じ100 USDTのまま、損切りをエントリーのわずか0.5%下の59,700まで近づけてみます。サイズは100 ÷ 300 = 0.3333 BTCとなり、ポジション評価額は約20,000 USDT、口座残高の2倍です。これはレバレッジを使わなければ建てられず、損切り時の損失は変わらず100 USDTです。

2つのトレードの比較:損切り幅が広く小さいポジションと、損切り幅が狭く大きいポジション。どちらも損失額は同じ。
リスクは同じ100 USDT、損切りは2通り:2%の損切りなら0.0833 BTC、0.5%の損切りなら0.3333 BTC。損切りを狭くすると、損失が小さくなるのではなく、ポジションが大きくなります。

小さな割合が重要な理由

優位性のある戦略でも、連敗はごく普通に起こります。その時点の残高の1%をリスクにして10連敗すると、口座は10,000から約9,044 USDTに減ります。1トレードあたり5%をリスクにすると、同じ連敗で約5,987 USDTとなり、40%のドローダウンです。元に戻すだけで67%の利益が必要になります。

リスクを小さく一定に保てば、1回のトレードや1週間の不調で成績が決まってしまうことはありません。

計算式に含まれないもの

  • 手数料とスリッページ:成行注文は、特に値動きが速いとき、損切り価格より不利な価格で約定することがあります。
  • ギャップ(窓):価格が損切りを飛び越えることがあります。その場合、レバレッジをかけたポジションは想定以上の損失になりえます。
  • 相関:BTC、ETH、SOLで3つのロングを持つのは、小さな3つのトレードというより、1つの大きなトレードに近い状態です。

学習目的の情報であり、投資助言ではありません。レバレッジ取引や先物取引では、証拠金を超える損失が出る可能性があります。すべての例は説明用です。

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