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ATRで損切りを置く:余裕は確保、リスクは一定

市場自身のボラティリティで損切りを置き、損失が1%に収まるようにポジションサイズを決めます。

リスク2026年10月9日3分で読めます
このページの内容
  1. ATRが測るもの
  2. 損切りを置く
  3. 損切りは広く、ポジションは小さく
  4. ボラティリティが変わるとき

通常の価格ノイズの内側に置いた損切りは、ノイズで刈り取られます。ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)は、その市場がローソク足1本で通常どれだけ動くかを測る指標です。損切りをそのノイズの外側に置き、ポジションサイズで損失額を一定に保つことができます。

ATRが測るもの

トゥルーレンジ(真の値幅)とは、次の3つの距離のうち最大のものです。その足の高値−安値、高値−前の足の終値、前の足の終値−安値。後の2つはギャップ(窓)を捉えるためのものです。ATRはトゥルーレンジの平均で、通常は14本で計算し、RSIと同じ方法で平滑化します。

ATRはパーセントではなく価格の単位で表されます。BTCの日足ATRが2,100なら、典型的な1日の高値から安値までの値幅が約2,100ドルということです。方向については何も示しません。

損切りを置く

よく使われるのは、狙っている価格帯からATRの何倍か外側に損切りを置く方法です。ロングなら、サポートゾーンからATRの1.5倍から3倍下に置きます。倍率は時間足と、どれだけのノイズに耐えるつもりかによって決まります。正解の数字はありません。

説明用の例:BTCを82,000で買い、日足ATRが2,100だとします。2 × ATR離した損切りは82,000 − 4,200 = 77,800で、エントリーから約5.1%下です。

日足のローソク足と、エントリー価格の1 ATR下と2 ATR下に引かれた線。損切りは2 ATRの線上にあり、通常の日々の値動きより下に位置している。
説明図:エントリー82,000、ATR 2,100、2 × ATRの損切りは77,800。通常の日々の値動きは損切りより上にとどまっています。

損切りは広く、ポジションは小さく

損切りを広くしても、大きな損失になるとは限りません。リスクを10,000 USDTの口座の1%に保ち、損切りまでの距離からトレードのサイズを決めます。

  • リスク額:10,000 × 1% = 100 USDT
  • 損切りまでの距離:82,000 − 77,800 = 4,200
  • ポジションサイズ:100 ÷ 4,200 = 0.0238 BTC、約1,952 USDT相当

0.5 × ATR、わずか1,050の狭い損切りにすると、サイズは0.0952 BTCとなり、同じ100 USDTのリスクで4倍の大きさになります。しかも、ごく普通の1日の値動きで簡単に届いてしまいます。この計算は、ホームページのポジションサイズ計算ツールで行えます。

ボラティリティが変わるとき

  • ATRは拡大も縮小もします。トレードを計画するたびに計算し直しましょう。先月の値は大きくずれているかもしれません。
  • エントリー後にATRが下がったからといって、損切りを近づけないこと。決済ルールはトレードの前に決めておきます。
  • トレーリングストップ:最高終値から2–3 × ATR下に損切りを追従させるトレーダーもいます。トレンドでは利益の出ているポジションを持ち続けられますが、最後に利益の一部を返すことになります。

学習目的の情報であり、投資助言ではありません。レバレッジ取引や先物取引では、証拠金を超える損失が出る可能性があります。すべての例は説明用です。

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